<<第42回:住宅ローン審査ではお金を貸して返せる人間か審査される【属性審査】
記事のポイント
- 属性審査では、個人信用調査の他に3点を評価される
- ローン担当者の不安要素があれば審査が通らない可能性がある
属性評価を審査する際に見られるポイントとは
属性審査では、個人信用調査の他に次の3点を審査されます。少し違和感を感じたり不安要素があるなど、ローン担当者を迷わせる要素があればローン審査は通らない可能性があります。年収がいくら高くても返済比率に余裕がいくらあろうとも審査がNGとなるのです。
審査NGの理由は教えてくれない
基本的に住宅ローン審査が通らなかった理由は教えてくれません。「総合的な判断で審査はNGとなりました」としかローン担当者は言ってくれないのです。審査で落とされないように審査のポイントを確認しましょう。
勤務先と勤続年数
社員の入れ替わりが激しい業界や外資系企業は厳しくチェックされます。逆に公務員は優良貸出先と思われています。また、勤続年数は長いほど信用度が上がりますが、短くてもスキルアップのための転職であれば考慮されます。
収入
ローンを支払う余力があるかどうか年収を確認します。年収によっては、ローン返済比率が希望通りにならないこともあります。自営業者の場合は、個人の年収の他に決算書の内容も審査対象になります。基本的に直近3期分の決算で一期でも赤字があれば審査は厳しくなります。
借入時の年齢
完済時の年齢が何歳になるかを確認します。借入者の属性や金融機関により異なりますが、都市銀行の場合は80歳までには完済できるよう計算します。退職金を見込んで返済していくという考えがあるからかもしれません。たとえば、借入時年齢が50歳の場合、住宅ローンの借入最長期間が30年という事になります。自営業者の場合、完済時年齢を65歳以下で設定して借入限度額を設定するケースもあります。
金融機関の審査ポイント
マイナス要素 |
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プラス要素 |
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その他 アピールすべきポイント |
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まとめ
- 公務員は有料貸出先だと思われている
- 完済時の年齢が何歳になるかも審査の対象になる
- 審査に落ちても「総合的な判断でNGとなった」としか教えてくれない