<<第40回:農地を売却・賃貸・転用するときは許可を得る【農地法とは】
記事のポイント
- 住宅ローンは、自ら居住する目的で購入する不動産に対しての融資です。
- ローン審査は事前審査と本審査の2段階に分かれている
一般的には住宅ローンを組んでお金を払う
不動産購入でいきなり全額を現金で支払える人は多くはないはずです。そこで、多くの人は住宅や土地を購入する際に金融機関から融資を受けます。この融資のことを住宅ローンと呼びます。住宅ローンは誰でも受けられるわけではなく、金融機関の審査に通らないといけません。審査は、「事前審査」と「本審査」の2段階に分かれています。住宅ローンは、自ら居住する目的で購入する不動産に対しての融資です。投資目的では融資はできません。
住宅ローンの事前審査は売買契約前に終わらせる
住宅ローンを組む際に、借入する人がローンを組むことが可能かどうかを机上で審査するのが住宅ローン事前審査です。事前審査は、売買契約前に行います。事前審査を契約前に行うのには、住宅ローンが組めるかわからないのに売買契約を締結することができないからです。
ローン解除特約に注意
住宅ローンを利用して不動産売買契約する際は、契約締結後にローン書査承認が下りなかった場合に、契約を白紙解除できる特約事項を設定します。
契約書には、申込金融機関名・ローン申込金額・ローン期間等が記載されています。契約後にローンを借りたい金融機関が変わったとしても、記載した金融機関とは別の金融機関でローン承認が下りなかったとしても、契約を白紙解除はできません。たとえば、A銀行のローン解除特約付きでの売買契約をした後、考えが変わってB銀行でローン申し込みをし、B銀行でローン審査がNGになったとしても、ローン解除はできません。A銀行でのローン承認がNGだった場合のみにローン解除が有効となるからです。B銀行での承認がOKでA銀行が承認NGだった場合はローン解除可能です。
特約事項
契約書に取り決められた基本的な契約条項以外に当事者間で取り決めした条件や条項のこと
住宅ローン契約の流れ
STEP1
:ローン事前審査
STEP2
:売買契約
STEP3
:ローン本審査
STEP4
:金消契約(金銭消費貸借契約)
STEP5
:残金決済(住宅ローン実行)
まとめ
- 住宅ローンの事前審査は売買契約の前に行っておく
- ネット銀行の場合、事前審査のやり方が違うため注意が必要
- ローン審査で承認が下りなかった場合には、特約で白紙解除できる