用語解説

第80回:自分なりの投資判断基準を持つ【不動産投資のメリット】

 

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記事のポイント

  • 不動産投資を行う前にメリット・デメリットを把握する
  • 不動産業者の言いなりにならず、自身の判断基準を持つ

不動産投資のリスクとは

不動産投資とは、購入費用以上のリターン(収益)を賃料収入や売却益に期待してお金を投じることです。投資なので当然リスクもあります。メリットとデメリットの両方を把握することで、自分なりの投資判断基準を持つことができます。投資判断基準のポイントは投資した資金に対してのリターンがリスクに見合うかどうかです。

利回りが高い物件だからといって安心はできません。築年数が古く大幅な修繕が予想されるような物件や賃貸需要が少ない物件もあります。不動産投資をする場合、不動産業者の言いなりになるのではなく、ご自身の判断基準も非常に重要です。

 

賃貸中物件のメリット・デメリット

不動産投資では、すでに誰かが賃貸中の物件を購入することもあります。賃貸中の物件のメリットは、すでに貸し出しているため、購入後すぐに賃料収入を得られることです。ただし、賃借人が住んでいるため、室内の状況を確品できないといったデメリットもあります。逆に空室であれば、室内状況を確認してから購入できますが、購入後に賃借人が決まるまで賃料収入を得られないデメリットがあります。

不動産投資のメリット・デメリット

メリット
賃料収入を得られる人に貸すことで毎月安定して賃料収入を得られる。給料以外の収入を得られることから会社員で不動産投資をする人も多い
節税効果がある不動産の賃料収入は、給料収入と損益通算することが可能。購入時の諸費用や修繕金等を損失計上することで確定申告により所得税還付されることもある。建物価格が減価償却として経費に計上されるので所得税が圧縮される
生命保険代わりになる団体信用生命保険に加入してローン購入すると口ーン契約者が死亡した場合に残債がゼロになり、家族に残債なしの不動産を残せる。つまり生命保険としての役割を果たす
レバレッジ効果が得られる金融機関から借入することで、現金だけで投資するよりも何倍もの投資を行うことができる
地価上昇による売却益地価上昇局面であれば、購入した価格よりも高く売却が期待できる
デメリット
空室リスク空室期間中もローンを払い続けなければならない
室内状況がわからない賃貸中であれば室内状況を確認せずに購入の判断をしなければならない
修繕費用の負担賃借人の退去ごとに原状回復工事費用や外壁等の大きな修繕費等の負担がかかる
毎月の管理コスト賃貸の募集や日々の管理を賃貸管理会社に依頼すると、その費用がかかる
賃借人トラブル賃料滞納、クレーム、事故物件、住居人同士のトラブル、自殺や自然死等によるリスクもある

まとめ

  1. 費用以上の賃料や売却益を期待してお金を投じるのが不動産投資
  2. リターンがリスクに見合うかどうかが判断基準
  3. 賃貸中物件は室内を確認できない
  4.  

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