用語解説

第48回:住宅物件を契約するまでの流れをおさえる【物件の契約業務】

 

<<第47回:住宅ローンの借入期間と借入限度額の計算方法


記事のポイント

  • 契約日前までに疑問点を解消しておく
  • 契約前にローンの事前審査を行う

物件契約の前にローンの事前審査を行う

個人が物件を購入する際には、契約業務の前にローンの事前審査を行います。ローン事前審査の承認が得られないようだと契約自体ができないからです。ローンの事前審査に通った場合は、買主が物件を購入する意思を示すために「買付証明書(購入申込書)」を売主に提出します。また、買主の条件等に対し売主の応諾等をまとめる場合は、売主より売渡承諾書を記載してもらうケースもあります。売主および買主の条件がまとまったら契約書類等の作成に移るため、条件等を契約書の特約事項にまとめましょう。

 

契約当日のスケジュール

契約当日は2時間ほどかけて契約業務を行います。まずは、重要事項説明および契約書読み合わせ、その後に手付金授受と書類の記名押印を行います。重要事項説明および契約書読み合わせ後に質疑応答がはじまりますが、当日までには疑問点を解消しておくことが大切です。担当者が当日前までに重説と契約書の要点を説明しておくことで、売主も買主も難解な専門用語に戸惑うことがなくなるはずです。買主側と売主側、双方の仲介会社は公平性を保ちましょう。一方的な条件を押し付けてはいけません。

宅建士が契約をまとめようとして、故意に事実を告げなかったり不実のことを告げることは宅建業法で禁止されています。不動産の専門家として売主買主に公正かつ中立的な立場で条件整理するよう、双方の担当者が互いに連携して業務に従事しなければいけません。

宅建業法第15条(宅地建物取引士の業務処理の原則)

宅地建物取引士は、宅地建物取引業の業務に従事するときは、宅地又は建物の取引の専門家として、購入者等の利益の保護及び円滑な宅地又は建物の流通に資するよう、公正かつ誠実にこの法律に定める事務を行うとともに、宅地建物取引業に関連する業務に従事する者との連携に努めなければならない。

不動産・物件契約の流れ

1.当日前

STEP1

:ローン事前審査を行う

STEP2

:買付証明書(購入申込書)を作成する

STEP3

:売渡承諾書を作成する

STEP4

:重要事項説明および契約書類等の作成

STEP5

:重説と契約書の要点を事前説明

2.当日

STEP6

:重要事項説明を行う

STEP7

:質疑応答

STEP8

:売買契約(手付金支払い・印鑑等)を行う

3.後日

STEP9

:ローン本審査

STEP10

:金消契約を行う


まとめ

  1. 買主は購入の意思を示すために「買付証明書」を提出する
  2. 契約当日は重要事項説明書と契約書を読み合わせて記名押印する
  3. 宅建士が故意に事実を告げないことは禁止されている
  4.  

>>第49回:物件購入の意思表示を書面で行う【不動産の買付証明書】

迫佑樹 迫祐樹 さこゆうき 不動産投資で人生を変える堀塾体験セミナー スキルハックス 口コミ 評判 感想 brain ブレイン ビジネス Twitter 感想 教材 skillhacks 考え方 おすすめ オススメ 不動産投資塾 ビジネスの仕組み フォロワー マネタイズ 自動化 仕組化 堀鉄平 朝倉兄弟 朝倉未来 朝倉海 トライフォース赤坂 堀塾チャンネル YouTube 本 費用 値段 価格 入学 申込み 予約 申し込み

TOP