<<第12回:販売図面サンプル
内覧時チェックリスト
共通の環境等確認項目 | - 駅からの距離
- 近隣環境(学校、スーパー、公園などからの道や距離等を確認)
- 用途地域(住居系か商業系かを確認)
- 近隣は住宅が多いか、マンションが多いか、工場や商業施設が隣接しているか(工場等が近くにあると、日中にトラックの往来などがあるため、子連れの方は要注意)
- 人通りや車通り(多いか少ないかを確認)
- 前面道路が一方通行でないか、道路幅員は狭くないか(車を所有していたら自分の車で入ってこれるかを確認)
- 過去の同物件や近隣売出し履歴や賃料相場(ネットで確認)
- 町会費等
|
---|
マンション | 事前確認事項 |
---|
- 管理費と修繕積立金の額
- 総戸数
- 修繕履歴や修繕積立金の総額(マンション調査報告書がなければわからないが、わかる範囲で担当者から確認)
|
(内覧時)建物全体等 |
---|
- エントランスの状況、エントランスの雰囲気(整理されているかを確認)
- 外観等の修繕状況や建物全体の雰囲気
- 共有部、共有施設の確認
- 近隣住人、お知らせ看板(騒音トラブルがあるとお知らせ看板に記載があるかを確認)
- ゴミ置場は24時間利用可能かどうかを確認
- 管理人さんは常駐か巡回かを確認
|
(内覧時)お部屋内 |
---|
- バルコニー向き、眺望、採光
- 水回り、導線の使い勝手など
- リフォーム状況
- 収納の大きさや個数
- 部屋の配置や大きさ(お気に入りの家具やベッドを置きたい場合は、部屋の大きさを確認)
- PS位置(リノベを考えている方は、PS位置がずらせないので確認)
- 上下左右はどういう人が住んでいるか(上の住人の子供の走り回る音が聞こえて騒音ということもあるため、住人にヒアリングできたら確認)
|
土地・戸建
| 外観等 |
---|
- 接道間口(2m以上接しているかを確認)
- 接道道路の幅員(4m以下ならセットバックが必要なため確認)
- 境界標はあるか、塀の所有権はどちらか
- 擁壁等はないか(2m超擁壁は建築確認済証の有無確認)
- 法地があるか(図面記載面積と有効宅地面積を確認)
- 越境はないか(建物、埋設管、電線等を確認)
- 建物全体の修繕状況等や見た雰囲気等
- 駐車スペース(自分の車は駐車できるかを確認)
- 排水状況(本下水か浄化槽かを確認)
※浄化槽の場合、合併浄化槽か単独浄化槽かで年間のメンテナンス費用も変わる - 都市ガスかプロパンガスか(プロパンの場合、給湯器がガス会社所有だったりガス会社変更ができない場合もあるので確認)
- 水道管引き込み状況(メーターが13mmの場合、建物規模によって水圧が低い場合が出てくるため確認)
- 本下水供給エリアでも浄化槽を利用している場合、負担金等がかかる場合があるので確認
|
室内 |
---|
- 水回り、導線の使い勝手
- リフォーム状況
- 収納の大きさや個数
- 部屋の配置や大きさ(お気に入りの家具やベッドを置きたい場合は、部屋の大きさを確認)
|
チェックリストに出てくる分かりにくい不動産用語
上の内覧時チェックリストに出てくる、不動産用語の解説を行いました。
PS位置
パイプスペースの略。給排水管やガス管等の配管スペースのこと
境界標
隣接地との境目のこと。金属プレートやコンクリートブロック等で印が示してある境界標が設置されている
擁壁(ようへき)
敷地と道路や隣接地に高低差があるときの土留めとなる壁のこと。高さ2メートル以上ある擁壁の場合、建築確認が必要となる
法地(のりち)
傾斜地のこと。敷地が傾斜地の場合、建物を建てられないため、敷地面積に傾斜地部分が含まれている場合は、有効宅地面積を確認する
>>第14回:不動産の査定価格はあくまで参考にすぎない