記事のポイント
- お客様は物件を内覧することで本当に問題がないか最終確認ができる
- 内覧前に事前にわかる条件は調べておく
内覧前に事前に販売図面などを調べておく
購入を希望する人は希望の条件と合致している物件があれば、物件を内覧(内見)して本当に問題ないかを最終確認します。とはいえ、内覧前に調べられることは調べておきましょう。特に、販売図面(物件概要書)を見ればわかることはしっかり確認しておきます。グーグルストリートビューなどで、外観や駅からの距離もネットで簡単に調べられます。内覧した後に、駅からの距離が遠い、総戸数が少ないなど事前にわかる条件等に悩むのは時間のムダです。その間に、他の人に申し込まれてしまうこともあります。内覧前に調べられることは調べて、内覧当日は部屋の状況チェックに集中する方が効率的です。記載がない事項は不動産会社の担当者に確認してみましょう。
販売図面で確認しておくべきこと
特にマンションを検討している人は、販売図面から読み取れることがたくさんあります。
管理形態
自主管理は所有者同士でマンションの共有部分等を管理するのに対して、委託管理は管理会社がマンションこの共用部分等を管理してくれます。共用部を管理するためには、建物維持に必要な日常のメンテナンスや修繕計画等も必要です。自主管理の場合、メンテナンス業者手配や修繕計画等を所有者同士で行う必要があるため、住宅ローンの担保評価がきびしくなる銀行もあります。
マンション全体で分譲している部屋数
修繕積立金はマンションの住人全体で負担するため、部屋数が少ないと1人あたりが負担する積立金が多くなり、費用が足りなくなる可能性もあります。一方で、同じ階層にある部屋数が少なければ、それだけ静かな環境で過ごせるというメリットもあります。
専有面積
部屋の面積の参考になりますが、壁心から測った面積という点に注意が必要です。登記簿面積は壁の内側から測っているので、登記簿面積より大きく記載されます。住宅ローン控除などは登記簿面積を基準としているので、販売図面の専有面積が基準を満たしているからといって、これらが適用される保証はありません。
売主は部屋をきれいにしておく
売主側は、部屋を清掃し、少しでもきれいな状態にしておくと内覧に来た人の印象が良くなります。最近では、売り出し中の家やマンションの室内を家具や照明などでモデルルームのように演出するホームステージングが流行っているようです。内覧される物件が少しでも魅力的に見えるように工夫しましょう。
ホームステージング
売却予定の部屋が売れやすくなるように、家具や昭明を設置したりカーテンや小物類などを置くことで、部屋をより魅力的に見せる手法
まとめ
- 内覧前は販売図面などから得られる情報は事前に確認しておく
- 内覧当日は部屋の状況をチェックすることに集中する
- 売主は事前に部屋を少しでもきれいにしておくと印象がいい