記事のポイント
- 住宅ローン借入最長期間は35年
- 年齢や物件の古さによって借入期間が異なる
借入時の年齢や築年数で借入期間が変わる
住宅ローンの最長借入期間は35年ですが、住宅ローン借入時の年齢や購入する不動産の築年数によっては最長信入期間では借入できないことがあります。
完済年齢による借入期間
一部の都市銀行では借入者のローン完済時の年齢の上陽に基準を設けています。
例題(ローン完済年齢80歳、50歳時に借入れ)
80歳ー50歳=30年(借入期間)
築年数による借入期間
一部の都市銀行では物件の築年数により借入限度額の基準を設けてます。築年数が古い物件になるほど住宅ローソの借入期間が短くなります。
1.中古マンションの計算方法【公式】
60年ー築年数=借入期間
※金融機関によっては60年ではなく50年から築年数を引く場合もある
例題(築年数35年の中古マンション)
60年ー35年=25年(借入期間)
2.中古戸建ての計算方法【公式】
25年ー築年数=借入期間
※借入者の属性次第では、上記の借入期間以上でローンを組めることもある
例題(築10年の中古戸建)
25年ー10年=15年(借入期間)
借入期間によって返済比率が変わる
年収に対して年間の住宅ローン返済額の割合を示したものが返済比率です。借入期間が短くなると毎月の返済額が高くなり、年収に対してのローン返済比率が高くなるため注意が必要です。基準となる返済比率をオーバーすると、ローン審査がNGになったり、希望する借入額や借入期間が通らなくなったりします。年収や金融機関により異なりますが、30%を基準としているケースが多いようです。
また、金融機関によっては審査金利を設けています。審査金利とは、住宅ローン審査上の金利で実際の金利よりも高めに返済比率を計算すること。高めに設定するのは、金利上昇リスクや借入者のローン返済余力を見るためです。金利情势や金融機関によって異なりますが、一部都市銀行では審査金利を3.65%に設定しています。
例題(年収400万円、ローン返済額年間100万円)
100万円÷400万円×100=25%(返済比率)
住宅ローンシュミレーション
まとめ
- 実際のローン金利と審査上の金利は異なる
- 年収等により返済比率の基準が異なる
- 借入期間が短くなれば毎月の返済額も高くなる